IgA腎症は治る病気ですか?
寛解(病期を抑えた状態)に至る例がほとんどですが、中には進行し腎代替療法を要する例もあります。
IgA腎症はさまざまな治療により、「寛解」と呼ばれる、病気が抑えられた状態を維持することができるようになりました。一方で、尿蛋白が減らない、腎機能低下が進行してしまう例もあります。
成人期発症IgA腎症の10年生存率は80〜85%、小児期発症IgA腎症は90%以上と良好と言われています。予後(病気や治療の経過・結末についての見通し)が悪い例は、診断時点から腎機能や症状が悪い場合が多いです。予後を良くするためにも検診で指摘された段階で医療機関を受診し、早期診断・早期治療を行うことが重要です。
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最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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