「急性胆管炎」とはどのような病気ですか?
胆管が胆石などで詰まり、胆汁に細菌が感染して炎症を起こす病気です。
急性胆管炎は、胆管に細菌が感染して炎症を起こす病気です。以下に詳しく解説します。
胆管とは
胆管とは、肝臓でつくられた胆汁(たんじゅう)が十二指腸まで流れていく通り道です。肝臓の中では細かく枝分かれしていますが、肝臓を出ると1本の管(総胆管)にまとまり、十二指腸の出口につながっています。

急性胆管炎の原因
総胆管が胆石(胆管結石)や腫瘍(胆道がん・膵臓がんなど)によってふさがれると、胆汁の流れが滞り、胆管の中の圧力が上がります。この状態で腸の中にいる細菌が胆管へ逆流すると、胆汁に感染が起こり、急性胆管炎を発症します。閉塞から感染までは比較的短い時間で進むため、「急性」と呼ばれます。
急性胆管炎の症状
代表的な症状は次の3つで、医学的には「Charcot(シャルコー)三徴」と呼ばれています。
- 発熱: 38℃以上の高熱が出ることが多く、悪寒やふるえ(戦慄)を伴うことがあります
- 腹痛: 右上腹部(みぞおちの右側あたり)に痛みが生じます
- 黄疸(おうだん): 皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が濃くなる、便の色が薄くなるといった変化が現れます
ただし、3つすべてがそろうケースは多くないとされており、発熱や腹痛だけで発症することもあります。
急性胆管炎が重症化するとどうなる?
急性胆管炎は軽症から重症まで3段階に分けられます。重症の場合、胆管内の細菌が血液に入り込み、敗血症(はいけつしょう)や多臓器不全といった命に関わる状態へ進展することがあります。進行が速い病気であるため、発熱や腹痛に黄疸が重なったときは、早めに医療機関への受診をご検討ください。
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成城内科 消化器科
重松 秀 監修
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