食事が原因で急性胆管炎を発症することはありますか?
食事は直接の原因にはなりませんが、脂質の多い食生活は胆石を生じやすくすることがあります。
急性胆管炎と食事の関係
食事が急性胆管炎を直接引き起こすわけではありません。しかし、食習慣は胆石の形成に深く関わっており、胆石が原因で急性胆管炎が起こることがあるため、食事は間接的なリスク因子といえます(胆石症診療ガイドライン2021)。つまり「食事→胆石→胆管の閉塞→急性胆管炎」という段階を経て発症に至ります。
急性胆管炎の原因
急性胆管炎は、胆管(たんかん)が胆石や腫瘍によってふさがれることで起こります。胆管が詰まると胆汁(たんじゅう)の流れが滞り、胆管の中の圧力が上がります。この状態で腸内の細菌が胆管に逆流して感染を起こし、急性胆管炎を発症します(急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018)。最も多い原因は総胆管結石(胆管にはまり込んだ胆石)です。
胆石ができやすい食習慣と急性胆管炎
日本人の胆石の約70%はコレステロール胆石とされています(胆石症診療ガイドライン2021)。コレステロール胆石のリスクを高める食習慣には、以下のようなものがあります。
- 脂質やカロリーの多い食事を日常的にとっている
- 精製された炭水化物(白米・白パンなど)の摂取が多い
- 野菜や食物繊維の摂取が少ない
一方、野菜・魚・ナッツなどを多くとる食習慣は胆石のリスクを下げるとされています(Cozma MA, et al. 2024)。
急性胆管炎の症状
急性胆管炎の代表的な症状は次の3つで、「Charcot(シャルコー)三徴」と呼ばれています(日本胆道学会)。
- 発熱: 38℃以上の高熱が出ることが多く、悪寒やふるえを伴うことがあります
- 腹痛: 右上腹部やみぞおちのあたりに痛みが生じます
- 黄疸(おうだん): 皮膚や白目が黄色くなります
ただし、3つすべてが揃わないことも多いとされています。
急性胆管炎が重症化するとどうなる?
重症の場合、胆管内の細菌が血液に入り込み、敗血症(はいけつしょう)や多臓器不全に進展することがあります(急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018)。発熱や腹痛に黄疸が重なったときは、早めに医療機関への受診をご検討ください。
急性胆管炎について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
急性胆管炎について、気になる症状はありますか?
もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
公開日:
最終更新日:
編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
Q作成
医師執筆/監修
QAレビュー
公開
成城内科 消化器科
重松 秀 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
