急性胆管炎の診断基準を教えてください。
発熱、黄疸など体の症状と、血液検査、画像検査で診断を行います。
急性胆管炎の診断基準は東京ガイドラインに定められています。
急性胆管炎の診断は、
- A.全身の炎症所見
- B.胆汁うっ滞所見
- C.胆管病変の画像所見
から判断します。A、B、Cすべてがそろっていれば確診、AのいずれかとBまたはCのいずれかを認めれば疑診になります。
A.全身の炎症所見とは具体的には、発熱、または血液検査で白血球数やCRPのような炎症反応の数値が上昇していることから判断します。
B.胆汁うっ滞所見とは、胆汁の流れが悪いことを示す所見で、具体的には黄疸が出たり、血液検査でビリルビンや胆道系酵素の値が上昇しているかを調べます。
C.胆管病変の画像所見とは、CTやエコーで胆管が拡張していたり、結石があるかどうかを確認します。
診断はこれらの所見を総合的に判断して行います。高齢の患者さんの場合などは発熱など体の症状が出づらい場合もあり、採血、CTなどの検査から得られる情報も診断に重要です。
急性胆管炎は早期に治療を行うべき病気であり、疑わしい症状があればすぐに医療機関を受診することをお勧めします。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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