急性胆管炎は血液検査で分かりますか?
血液検査は重要な情報ですが、身体の症状や画像検査も併せ総合的に判断します。
急性胆管炎では血液検査に特徴的な変化が現れます。具体的には、炎症反応の指標である白血球数やCRPが上昇します。さらに、肝機能に関わるAST、ALTや、胆汁の流れが悪くなると上昇する、ビリルビン、ALP、γ-GTも上昇します。
そのため、血液検査は急性胆管炎を診断する上で非常に重要です。特にビリルビンは、健康な人では1mg/dLを超えないのに対し、急性胆管炎では1mg/dLを超え、外見上分かるほどの黄疸が出現することも珍しくありません。
一方で、血液検査だけではなく、身体の症状(発熱や上腹部痛があるか)や画像検査(総胆管結石や胆管腫瘍の有無、胆管が拡張しているか)の情報も大切で、実際の診断ではこれらの検査、身体所見から総合的に判断し診断します。
そのため、血液検査のみで急性胆管炎の診断を行うことはほとんどありません。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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