「胞巣状軟部肉腫」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
病気の原因はわかりません。思春期から若年成人に多く、腫瘍内で特定の遺伝子異常が見つかっています。
この病気の原因はわかっておりません。発生起源のわからない細胞がゆっくりと異常増殖することが、この病気の特徴のひとつとされます。
このため、何かしらの原因(特定の生活背景など)があって、この病気になるわけではないものの、実際に病気になった人々を見ると、以下のような特徴が認められます。
- 思春期から若年成人に最も多い:発症年齢のピークは15歳から35歳くらいです。この年代の若者に発生するまれな腫瘍のひとつとして認識されています。ただし、まれに小児や高齢者にも発症することがあります。
- やや女性に多い:男性よりも女性に若干多く見られる傾向があると報告されています。
- 特定の遺伝子異常がある:この腫瘍の発生は、主に腫瘍細胞内で起こる特定の遺伝子異常(ASPSCR1::TFE3 融合遺伝子)によると考えられています。この遺伝子異常は遺伝しないと考えられています。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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