胞巣状軟部肉腫は完治する可能性はありますか?
転移がない状況であれば、手術によって腫瘍を完全に切除することで完治の可能性が高まります。
この病気は、診断時点で転移があるかどうかによって、治療方針が変わりますが、完治する可能性があります。
転移がない状況で、手術によって腫瘍を完全に切除することができれば、その後の再発の可能性はそれほど高くありません。ただし、数年経過してから再発することもまれにあるため、定期的な通院を必要とします。担当医の指示に従いましょう。
転移があった場合、原発巣(最初にがんができた場所)とともに、手術できる状況なのかどうかを確認します。ともに完全に切除できるようであれば手術を行います。
ただし、他の部位への転移の可能性が完全には否定できない状況であるため、手術後に抗がん剤の治療を行うかを検討します。
また、手術が行えないような場所に腫瘍が見つかった場合や、転移していた場合は、抗がん剤の使用が主な治療法となります。以前は抗がん剤の効果が期待できない病気と考えられていましたが、近年は効果が期待できる新規薬剤が現れています。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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