胞巣状軟部肉腫
「胞巣状軟部肉腫」とは、若年層に多く発症する非常に稀な軟部肉腫で、特定の遺伝子異常により発生する悪性腫瘍です。初期は無痛のしこりが多く、肺や脳などへ早期転移しやすい特徴があります。しこりの増大が続く場合は一度整形外科を受診しましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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「胞巣状軟部肉腫」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
病気の原因はわかりません。思春期から若年成人に多く、腫瘍内で特定の遺伝子異常が見つかっています。
胞巣状軟部肉腫のステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
転移が無ければ5年生存率は70~80%ですが、転移がある場合は報告によって生存率に幅があります。
胞巣状軟部肉腫で肺転移があると言われたましたが、これはかなり悪い状態なのでしょうか?
この病気で肺転移があるという状況は、よい状況とは言えません。
胞巣状軟部肉腫の日本の患者数は、どのくらいですか?
過去の報告では、10年間に128人の患者さんの登録がありました。
胞巣状軟部肉腫は完治する可能性はありますか?
転移がない状況であれば、手術によって腫瘍を完全に切除することで完治の可能性が高まります。
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