更年期障害の場合、主にどのような治療をしますか?
更年期障害の治療としては、ホルモン補充療法、抗うつ薬、漢方薬などが挙げられます。
更年期障害の治療としては、ホルモン補充療法を中心に漢方薬や抗うつ薬などを使用することがあります。
ホルモン補充療法
エストロゲンの産生低下が更年期障害の主要な原因であると考えられており、エストロゲンを補うホルモン補充療法が最も一般的な治療法です。特にホットフラッシュなどの症状に有効とされています。エストロゲンは経口摂取のほかに、皮膚に貼ったり塗ったりするものもあります。女性ホルモンの補充は一部の婦人科の病気などを悪化させることがあるので、定期的に婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。
漢方薬
イライラや怒りっぽさなどには抑肝散(よくかんさん)、さらに便秘や冷えがある場合には加味逍遙散(かみしょうようさん)、ホットフラッシュ含め症状全般に当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など、更年期に伴う症状に対して各種漢方薬が有効な場合があります。
抗うつ薬
一部の抗うつ薬は、気分の落ち込みなどの精神的な症状だけでなく、ホットフラッシュなどの症状にも有効であるとされています。精神的な症状が中心の方や、何らかの理由でホルモン補充療法が適切ではない方に対して検討すべき治療法です。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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