深部静脈血栓症の原因は何ですか?
血管の壁に異常がある・血液が固まりやすい・長時間手足を動かさないことで血流が淀むことが原因になります。
深部静脈血栓症の原因としては、以下の3点が重要です。
①血管内皮の障害
血管内皮(血管の内側を覆う壁)に傷ついた部分があると、かさぶたのように血栓(血の塊)ができやすくなってしまいます。
②血液の固まりやすさの異常
がんや血液の病気などにより、血液が固まりやすくなってしまうことがあります。
③血液の流れの停滞
血管が膨らんでしまう「静脈瘤」という状態になったり、長時間手足を動かさないことで筋肉のポンプの働きが低下したりすると、血流が滞って血栓ができやすくなります。
血流の停滞は、座った姿勢でいると特に起こりやすいです。なかでも、航空機などの利用時に長時間体を動かさずにいることで起こる深部静脈血栓症のことを、俗称として「エコノミークラス症候群」と呼びます。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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