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空咳に効果のある薬はありますか?
新潟大学医学部医学科 総合診療学講座 一般内科 特任助教
鎌倉 栄作 監修
咳止めが有効な場合もありますが、病気そのものを治療する薬を用いないと効果がない場合もあります。
解説
咳止めについて
かぜ薬(総合感冒薬)を含む市販の咳止めが、咳を減らすために役立ちます。
ただし、咳止めは咳の原因となる病気そのものを治療するわけではないため注意が必要です。
風邪による咳など、待てば自然に治まるタイプの咳に有効で、あくまで症状がつらい時期をやり過ごすためのサポートとなります。
咳止め以外の薬が必要な場合
肺炎や気管支喘息などの場合、根本的な治療が必要となります。
医療機関を受診し、専門的な診療を受けるようにしましょう。
咳の原因となる病気そのものを治療する薬が処方されることもあります。
注意が必要な場合
コデインなどの「麻薬性鎮痛薬」と呼ばれる一部の咳止めは、気管支喘息を悪化させる恐れがあり、注意が必要です。
また、漢方薬は効くこともあれば、逆に症状を悪化させることもあります。
関連する病気と症状
(参考文献)
関連する質問
受診した際、症状について医師にどのように説明したらよいですか?
咳が出始めたタイミングやきっかけ、咳が悪化する原因や時間帯、咳以外の症状の有無、持病や喫煙のことなどを説明できるとスムーズです。
空咳を引き起こす日常生活上の原因としては何が考えられますか?
空気の乾燥や急激な温度変化、喫煙、ダニやほこり、ストレスなどが主として考えられます。
子供の症状で市販薬は飲ませても大丈夫でしょうか?
成人用の薬は避けたほうが無難です。
空咳が治らない、出続けたりする場合はどうしたらよいですか?
8週間経過しても症状が出る場合、特別な対策が必要な病気が隠れている可能性があるので、速やかに受診しましょう。
食事や運動など、日常生活の中でできる対策はありますか?
特定の場所や空気の乾燥など、咳を出やすくする原因を避けるようにしましょう。
空咳に関連する病気や症状
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