斜視は遺伝するのですか?
斜視には遺伝的な要素が関与していることが示唆されていますが、必ず遺伝するわけではありません。
斜視には、遺伝的な要素が関与していることが示唆されていますが、必ず遺伝するわけではありません。
家族に斜視や弱視の既往がある場合、発症のリスクは高くなります。これは、斜視そのものが直接遺伝する場合もあれば、遠視や不同視(左右の視力差)、眼の形や筋肉の付き方といった、斜視になりやすい体質が遺伝する場合もあるためです。
ただし、遺伝的な素因があっても、必ずしも発症するとは限りません。環境要因(視力の発達時期の刺激不足、病気や外傷、長時間の近業など)が加わって、初めて斜視が現れることも多くあります。
そのため、家族に斜視や弱視がある場合は、幼少期からの眼科健診で、早期発見・早期治療を行うことが大切です。


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東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
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