斜視の場合、見え方はどのようになりますか?
斜視の場合、物が二重に見える(複視)ことが多くなります。
斜視の場合の見え方は、その種類や発症時期、脳の適応の仕方によって大きく異なります。
成人や視機能が完成したあとに斜視が発症した場合は、左右の目が別の方向を向くため、脳に送られる映像がずれ、ものが二重に見える(複視)ことが多くなります。例えば、同じ物体が左右にずれて見えたり、上下に二重になって見えることがあります。この状態は非常に不快で、日常生活や歩行、運転などに支障をきたします。
一方、幼少期から斜視がある場合や発達段階で発症した場合、脳は二重に見えるのを避けるために、片方の目からの映像を意識的に抑制する「抑制現象」を起こします。その結果、複視は起きませんが、片目だけで物を見る「片眼視」になり、両目を使った立体視や正確な距離感の把握ができなくなります。このため、空間認識能力が低下し、スポーツや細かい作業、車の運転などに影響が出ることがあります。
また、間欠性斜視のように、ときどきだけ視線がずれるタイプでは、見え方が安定せず、視界がぼやけたり、物にピントが合いにくいと感じることがあります。
このように、斜視による見え方は「二重に見える」か「片目だけで見て立体感を失う」かのいずれかが多く、年齢や発症時期によって症状の出方が異なります。


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東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
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