斜視の場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

斜視が疑われる場合は、まず眼科を受診することが基本です。

解説

斜視が疑われる場合は、まず眼科を受診することが基本です。斜視は見た目の問題だけでなく、視力の発達や両眼視機能に影響を及ぼすことがあるため、早期の診断と治療が非常に重要です。

特に子どもの場合、斜視があると脳が片方の目の映像を抑制してしまい、「弱視」と呼ばれる視力の発達障害を引き起こすことがあります。弱視は早期に発見して治療を始めれば改善が期待できますが、治療開始が遅れると、将来的に視力が十分に発達しないことがあります。そのため、幼児健診や学校健診で斜視を指摘された場合や、親が子どもの視線のズレに気づいたときは、できるだけ早く眼科を受診することがすすめられます。

また、大人でも急に斜視が出現し、「物が二重に見える(複視)」といった症状が現れた場合は、脳や神経の異常が原因となっている可能性があるため、早急な受診が必要です。このような場合は、眼科だけでなく、必要に応じて神経内科や脳神経外科などの専門科に紹介されることがあります。

受診の目安としては、以下のような状況が挙げられます。

  • 子どもの視線が常に、またはときどきずれている
  • 目の動きに左右差がある
  • 顔を傾けて物を見る癖がある
  • 大人が突然、物が二重に見えるようになった
  • 目の疲れ頭痛、集中力低下がある

このような場合には、視機能への影響を最小限に抑えるためにも、できるだけ早い段階で、眼科専門医による診察を受けることが重要です。必要に応じて視能訓練士(視機能リハビリテーションの専門家)による検査や訓練も行われます。

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公開日

最終更新日

東北大学病院 眼科

山口 知暁 監修

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