シバリングが起きたとき、解熱剤を使用した方がよいですか?

高熱がある場合のみ医師の指示で使用し、原因特定が先決です。

解説

シバリングが起きたときの解熱剤の使用について、慎重に考える必要があります。

1.原因の確認

まず、シバリングの原因を特定することが重要です。発熱によるものか、単なる寒さによるものか、他の原因によるものかを見極める必要があります。

2.解熱剤の使用の判断

体温が38.5℃以上の高熱の場合、解熱剤の使用を考慮することがあります。
ただし、発熱には体を守る働きもあるため、必ずしも解熱剤が必要というわけではありません。

3.解熱剤使用の注意点

  • 医師の指示に従って使用する
  • 適切な用量と間隔を守ることが重要
  • 解熱剤には副作用のリスクもあるため、安易な使用は避けること

4.非薬物的対処法

  • 水分を十分に摂取する
  • 室温を適度に保つ
  • 軽装にして体熱を逃がす
  • 冷たいタオルで体を拭く

5.医療機関への相談

以下のような場合は、速やかに医療機関を受診してください。

  • 高熱が続く場合
  • シバリングが長時間続く場合
  • その他の症状(激しい頭痛、意識の変化など)


シバリングが起きたからといって、即座に解熱剤を使用する必要はありません。体温、全身状態、症状の持続時間などを総合的に判断し、必要に応じて医師に相談することが望ましいです。

公開日

最終更新日

富士在宅診療所 一般内科

本間 雄貴 監修

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(参考文献)

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