末梢性T細胞リンパ腫とはどのような病気ですか?
末梢性T細胞リンパ腫は、まれなタイプの悪性リンパ腫で、T細胞リンパ球ががん化する病気のひとつです。
末梢性T細胞リンパ腫は、まれなタイプの悪性リンパ腫のひとつで、日本人では悪性リンパ腫の約10%弱の割合とされています。
白血球の中のリンパ球のうちT細胞ががん化する病気のひとつで、WHOの分類では細かく約30種類に分けられています。中でも多いのは、以下の4疾患です。
- 末梢性T細胞リンパ腫・非特定型(PTCL-NOS)
- 血管免疫芽球性T細胞リンパ腫(AITL)
- 未分化大細胞リンパ腫(ALCL)・ALK陽性
- 未分化大細胞リンパ腫(ALCL)・ALK陰性
上記、T細胞リンパ腫の初期症状として、首やわきの下、足の付け根などリンパ節の多いところに、痛みのない腫れやしこりがあげられます。発熱、体重減少、大量の寝汗、身体のかゆみや発疹等が現れる場合もあります。
血管免疫芽球性T細胞リンパ腫では、上記に加えて貧血、関節痛などの症状も現れます。また、未分化大細胞リンパ腫では、リンパ節の腫れに加えて、皮膚や骨にも症状が現れます。
病気が進行して腫れやしこりが大きくなると、気道や血管、脊髄などが圧迫されて、呼吸困難、血流障害、麻痺などの症状が現れ、緊急治療が必要となる場合もあります。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
T細胞リンパ腫
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ