過眠症だと睡眠時間が長くなるものですか?
過眠症のタイプによりますが、睡眠時間が著しく長くなる場合と、そうでない場合があります。
過眠症と聞くと、睡眠時間が非常に長くなるイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。過眠症にはいくつかの種類があり、睡眠時間の長さはタイプによって異なります。
例えば、「特発性過眠症(とくはつせいかみんしょう)」というタイプでは、夜間の睡眠時間が10時間以上と非常に長くなる傾向があります。それだけ眠っても、日中には強い眠気が続き、朝もすっきりと起きられない「睡眠酩酊(すいみんめいてい)」(※目が覚めてもひどく寝ぼけた状態が長く続くこと)が見られます。
一方、もうひとつの代表的な過眠症である「ナルコレプシー」では、夜間の睡眠時間は正常か、むしろ短いことさえあります。これは、夜中に何度も目が覚めてしまい、睡眠が途切れ途切れになる「睡眠の断片化」が起こりやすいためです。睡眠時間が長くなくても、日中には突然耐え難い眠気に襲われます。
このように、過眠症の診断で最も重要なのは睡眠時間の長さそのものではなく、「日中の社会生活に支障をきたすほどの強い眠気」があるかどうかです。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
過眠症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです