高IgD症候群の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
特に制限はありません。予防接種が発熱発作を引き起こす場合もありますが、接種が推奨されます。
食事や運動に特別な制限は必要ありません。
以下のような一般的な事項に気をつけることで、発熱発作の誘発や合併症のリスクを軽減できる可能性があります。
- 感染予防(手洗いなどの衛生管理を徹底し、人混みや感染症患者さんとの接触に注意する、皮膚や周囲環境を清潔に保つ)
- 栄養管理(バランスのとれた食事を心がけ、十分な栄養を摂取する)
- 適度な運動と十分な睡眠
- ストレス管理
- 適切な予防接種を受ける
- 発熱や随伴症状の出現に注意し、記録をつける
高IgD症候群は慢性疾患ですが、適切な管理と治療により、多くの患者さんが通常の生活を送ることができます。
定期的な医療機関の受診と、症状の適切な管理が重要です。
公開日:
最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
F. De Benedetti, et al. N Engl J Med. 2018, 378(20), 1908-1919.
N.M. ter Haar, et al. Ann Rheum Dis. 2015, 74(09), 1636-1644.
高IgD症候群(指定難病267).難病情報センター,https://www.nanbyou.or.jp/entry/4750(参照 2024-11-29)
日本小児リウマチ学会.高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症) 概要.小児慢性特定疾病情報センター,https://www.shouman.jp/disease/details/06_05_020/(参照 2024-11-29)
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「高IgD症候群」とはどのような病気ですか?
メバロン酸キナーゼ遺伝子変異が原因で、周期的な発熱などの炎症が繰り返し起こる病気です。
高IgD症候群の原因は何がありますか?
遺伝子変異によって、メバロン酸キナーゼと呼ばれる酵素の働きが低下していることが原因で発症します。
高IgD症候群ではどのような症状がありますか?
乳児期から始まる周期的な発熱が特徴的です。5日前後の発熱が2~8週間隔で繰り返されます。
高IgD症候群には初期症状はありますか?
乳児期から始まる周期的な発熱が特徴的です。5日前後の発熱が2~8週間隔で繰り返されます。
高IgD症候群の場合、主にどのような治療をしますか?
発熱発作時の解熱鎮痛剤やステロイドの使用が、治療の中心として行われることが多いです。
高IgD症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
小児科やリウマチ科を受診するのが良いでしょう。必要に応じて他科への紹介を受けてください。
高IgD症候群が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
リンパ節腫脹や腹部症状、皮疹、関節炎などを伴う発熱を周期的に繰り返す場合に、病院を受診しましょう。
高IgD症候群のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
高IgD症候群は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
解熱鎮痛剤やステロイドが用いられるほか、生物学的製剤の使用も検討されます。それぞれに副作用があります。
高IgD症候群で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
担当医と相談しながら、個々の患者さんの状態に合わせて最適な治療アプローチを見つけることが重要です。
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