高IgD症候群のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
高IgD症候群は、特定のセルフチェック方法が確立されていない希少遺伝性疾患です。ただし、症状の観察と記録は重要です。
- 発熱の記録(頻度、持続期間、体温):通常3〜7日間続く周期的な発熱が特徴です
- 随伴症状の観察:発熱時に主に首のリンパ節の腫れや痛み、腹痛、嘔吐、下痢、関節痛や関節の腫れ、皮疹、口内炎などがないか
- 発作のきっかけの記録:予防接種、軽度外傷、心理的ストレスなどの後に症状が現れたか
- 家族歴の確認:家族に同様の症状を持つ人がいないか
これらの観察は医療機関での診断の補助となる可能性がありますが、周期性発熱がみられる病気はほかにもあり、確定診断には医師による評価と遺伝子検査が必要です。まずは小児科やリウマチ科の医師に相談してください。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、高IgD症候群かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
公開日:
最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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高IgD症候群
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「高IgD症候群」とはどのような病気ですか?
メバロン酸キナーゼ遺伝子変異が原因で、周期的な発熱などの炎症が繰り返し起こる病気です。
高IgD症候群の原因は何がありますか?
遺伝子変異によって、メバロン酸キナーゼと呼ばれる酵素の働きが低下していることが原因で発症します。
高IgD症候群ではどのような症状がありますか?
乳児期から始まる周期的な発熱が特徴的です。5日前後の発熱が2~8週間隔で繰り返されます。
高IgD症候群には初期症状はありますか?
乳児期から始まる周期的な発熱が特徴的です。5日前後の発熱が2~8週間隔で繰り返されます。
高IgD症候群の場合、主にどのような治療をしますか?
発熱発作時の解熱鎮痛剤やステロイドの使用が、治療の中心として行われることが多いです。
高IgD症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
小児科やリウマチ科を受診するのが良いでしょう。必要に応じて他科への紹介を受けてください。
高IgD症候群が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
リンパ節腫脹や腹部症状、皮疹、関節炎などを伴う発熱を周期的に繰り返す場合に、病院を受診しましょう。
高IgD症候群は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
解熱鎮痛剤やステロイドが用いられるほか、生物学的製剤の使用も検討されます。それぞれに副作用があります。
高IgD症候群で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
担当医と相談しながら、個々の患者さんの状態に合わせて最適な治療アプローチを見つけることが重要です。
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