S状結腸癌になった場合、生存率はどのくらいですか?
S状結腸癌を含む結腸がんの5年生存率は、70.7%とされています。
S状結腸癌のみの生存率ではありませんが、S状結腸癌を含む結腸がん全体での実測5年生存率(死因に関係なく、5年後に生存している割合)は、70.7%とされています。
しかし、患者さんの経過にはさまざまな要因が関係しています。要因としては、がんのステージ(進行の程度)や、がんができた部位、手術で切除できるがんか否か、再発か否か、腸を含む患者さんの全身状態があげられます。
国立がん研究センターの統計によると、結腸がんのステージごとの生存率は、以下のように報告されています。
- I期:92.1%
- II期:85.7%
- III期:76.2%
- IV期:15.8%
大腸がんは、手術を行ってから5年経過して再発することは少ないとされています。また、新しい薬物療法も可能となっており、近年の治療成績は向上しています。
病気の経過や治療の選択などについて、ぜひ主治医にご相談ください。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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