足底腱膜炎

足の裏に存在する腱膜（足底腱膜）が炎症を起こした状態のことです。

長時間立つ、歩く、走るなど、何度も反復して踵にダメージが蓄積することが原因になります。スポーツマンや立ち仕事の人に多いです。

放置してしまうと、痛みが強くなり、治るまでの期間が長引く可能性があります。

踵を中心として足の裏に痛みが生じます。起床時・運動時に痛みを感じやすいです。

踵の疲労骨折や骨挫傷、成長痛、神経由来の痛み、細菌感染や関節炎、脂肪体委縮などがあります。

踵や足底腱膜に張りを感じたり、限られた範囲で押すと痛む場所があるといった症状があります。

安静にしていても痛みを感じる場合や歩いているだけでも痛みがある場合は症状が悪化している可能性があるため、無理せずに受診を検討してください。

整形外科を受診しましょう。

医師が痛む箇所について細かく診察をします。画像検査を行う場合もあります。

医師による診察・問診が主で、場合によって超音波検査やX線検査、MRI検査で足の状態を確認します。

安静にする、足の負担を減らすといった治療を行います。痛みを抑える薬を使うこともあります。

運動を一定期間休むことで、数ヶ月程度で治る場合がほとんどです。

激しい運動を避け、安静にしましょう。ストレッチや、痛む箇所を冷やす事も効果的です。

足首のストレッチやインソールの使用があります。靴を自分に合ったものにすることも大切です。

痛み止めや炎症を抑える内服薬や外用薬を使う場合があります。

手術を行う場合もありますが、保存的治療（主に手術以外の治療のことを指します）で治る場合がほとんどです。