心室細動

心臓の電気の流れが乱れ、心臓が小刻みに震え、血液を全身に送れなくなる危険な不整脈です

心臓の血流障害や他の心臓病、遺伝子の異常など、さまざまな原因で起こることがあります。

前兆が出現することは少ないですが、動悸、めまいなどが出現することがあります。

心臓の血流障害や、運動、大きな感情変化、発熱、過度の飲酒、特定の薬剤などによって引き起こされることがあります。

直接の原因となることはまれですが、過度なストレスや感情的な興奮、交感神経の緊張が心室細動を誘発する引き金となる可能性はあります

心室細動は治療が遅れると、心臓突然死に直結する致死性の高い不整脈であり、無治療であればほぼ確実に死亡します。

動悸、めまい、失神などが起こり、心停止に至ります。

明確な初期症状はまれですが、動悸、めまいなどが前兆となることがあります。

心室細動は突発的な意識消失を伴うため、自分でその発作を認識してセルフチェックを行うことはできません

原因疾患の治療、電気ショック（除細動）や薬物治療、カテーテルアブレーション、植え込み型除細動器（ICD）の植え込みなどが行われます。

生活習慣の注意、特定の薬剤を避けること、激しい運動や接触の多いスポーツの制限、一部の電磁機器の使用制限、自動車運転の制限などがあります。

循環器内科の受診が必要ですが、心室細動発症時は救急搬送されることが多いため、自分で選ぶことは基本的にないでしょう。

意識消失や失神があった場合は、ただちに救急車を呼び、緊急で治療を受ける必要があります。