お腹周りのメタボが気になっています。最新の食事管理の基準を、具体的な改善にどう役立てればいいですか?
内臓脂肪を減らすための「エネルギー収支」の考え方と、脂質の質を見直す具体的な数値目標を示してくれます。
メタボリックシンドロームの改善には、今日から「食べるカロリーの調整」「塩分を減らし、脂質の質をよくする」「食物繊維を増やす」の3本柱を意識しましょう。具体的には、塩分は男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満、飽和脂肪酸は総カロリーの7%以下を目指し、野菜や海藻などの食物繊維は積極的に摂ることが大切です。
メタボリックシンドロームとは、お腹の周りに脂肪がたくさんついている状態(内臓脂肪型肥満)に加えて、高血圧、高血糖、血液中の油(コレステロールや中性脂肪)のバランスが悪い状態(脂質異常)などがいくつか重なっている状態を指します。このような状態を改善するために、厚生労働省が定める2025年版の「食事摂取基準」を“毎日の目標”として使うと非常に役立ちます。
食べる量(カロリー)を整える
基本は「食べた分」と「体が使った分」をつり合うようにすること(エネルギー平衡)です。体重やお腹まわりが増えているなら、食べる量が使う量より多い可能性があります。
目安として、食事摂取基準にある年齢・性別ごとの「目標とするBMI(体格の目安)」を参考にしつつ、無理のない範囲で主食・間食・飲み物(甘い飲料やお酒)を見直しましょう。持病や治療中の方は、安全のためにも医師や管理栄養士に相談してください。
塩を減らして血圧を守る(減塩)
塩を摂りすぎると血圧が上がりやすくなります。厚生労働省の食事摂取基準では、成人男性は食塩相当量(塩の量)7.5g未満/日、成人女性は6.5g未満/日が目標とされています。
- 具体策:汁物は「汁を残す」、加工食品(ハム・ソーセージ・カップ麺、漬物など)を食べる頻度を減らす、味付けは「だし・香辛料・レモン」などで薄味に慣らしましょう。
脂の質を変えて、内臓脂肪と動脈硬化リスクを下げる
脂身・バター・揚げ物・加工肉・スナック菓子に多い「飽和脂肪酸(脂身の多い油)」は、厚生労働省の食事摂取基準で、総エネルギーの7%以下に抑えることが推奨されています。
- 具体策:肉は脂身の少ない部位を選び、揚げ物を減らし、調理は「焼く・蒸す・ゆでる」を増やしましょう。
食物繊維を増やして“腹持ち”と血糖・脂質を整える
野菜、豆類、海藻、きのこ、全粒穀物(ごぼうなど)などの食物繊維を増やすと、食べすぎを防ぎやすくなり、血糖値が急に上がるのを抑えたり、血液の脂のバランスを改善したりすることにもつながります。
- 具体策:毎食「野菜を先に一皿」、主食を「白米→雑穀や麦入り」に、間食は「菓子→果物や無糖ヨーグルト」へ変えてみましょう。
これらの基準を日々の食事のガイドラインとして活用することで、メタボリックシンドロームの改善につながります。ただし、腎臓の病気がある方や高血圧で治療中の方などは、主治医に相談してから食事内容を調整してください。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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