メタボリックシンドローム

日本の診断基準では、ウエスト周囲径（おへその高さの腹囲）が90cm以上であることが、必須の診断項目です。

食事の見直し（減塩・バランス）、運動の習慣化、適正体重の維持、禁煙・節酒が基本です。十分な睡眠とストレス管理も大切です。

内臓脂肪の蓄積が最大の原因です。食べ過ぎ、運動不足といった生活習慣の乱れに、遺伝的体質や加齢が加わって発症します。

日本の診断基準では、ウエスト周囲径（おへその高さの腹囲）が男性85cm以上、女性90cm以上であることが必須項目です。

動脈硬化を急速に進行させ、心筋梗梗塞や脳卒中といった命に関わる病気のリスクを数倍に高めます。また、糖尿病の発症リスクも著しく上昇します。

内臓脂肪型肥満に加え、高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上を合併した状態です。動脈硬化を進行させ、心筋梗梗塞や脳卒中のリスクを高めます。

メタボリックシンドロームの診断基準は満たさないものの、腹囲や血圧、血糖、脂質のうちいずれかに異常がある状態。放置すると発症リスクが高いです。

食事療法、運動療法、減量といった生活習慣の改善が治療の中心です。改善が難しい場合は、血圧・血糖・脂質の薬を併用します。

食事の見直し（減塩・バランス）、運動の習慣化、減量、禁煙・節酒が基本です。十分な睡眠とストレス管理も重要になります。

健康診断で腹囲、血圧、血糖、脂質のいずれかに異常を指摘された時が最も重要な目安です。気になる症状があれば早めに相談しましょう。

かかりつけの内科や一般内科を受診するのが一般的です。必要に応じて専門科に紹介されます。

特有の初期症状はほぼありません。しかし、お腹が出てきたことや健康診断での数値異常が、病気の始まりを告げる最初のサインとなります。

メタボリックシンドローム自体に特有の自覚症状はほとんどありません。健康診断での腹囲、血圧、血糖、脂質の数値異常が唯一のサインです。

腹囲や家庭血圧を測り、健康診断の結果と照らし合わせることで、ご自身のリスクをある程度把握することができます。