メタボリックシンドロームは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
専用薬はなく、高血圧・高血糖・脂質異常に対し個別の薬を使います。副作用は薬の種類により異なります。
メタボリックシンドロームの治療において、薬物療法はあくまで生活習慣の改善(食事・運動療法)を補助するためのものです。メタボリックシンドロームという状態そのものに対する特効薬は存在しません。
薬物療法が必要と判断された場合、メタボリックシンドロームを構成している個々のリスク因子(高血圧、高血糖、脂質異常)に対して、それぞれ専門の薬が処方されます。
高血圧に対する薬(降圧薬)
血圧を下げるための薬です。ACE阻害薬やARB、カルシウム拮抗薬など、さまざまな種類があり、患者さんの状態に合わせて選択されます。
高血糖に対する薬(血糖降下薬)
血糖値を下げるための薬です。メトホルミンやSGLT2阻害薬などがあり、糖尿病の治療薬が用いられます。
脂質異常に対する薬(脂質異常症治療薬)
悪玉コレステロールや中性脂肪を下げ、善玉コレステロールを増やす薬です。スタチン系やフィブラート系などの薬が代表的です。
これらの薬は、生活習慣を改善しても各数値が目標に達しない場合に、医師が患者さん一人ひとりの状態を総合的に判断して処方します。すべての薬には副作用のリスクがあるため、医師の指導のもとで正しく服用することが非常に重要です。
メタボリックシンドロームについて、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
メタボリックシンドローム
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです