メタボリックシンドロームではどのような症状がありますか?
メタボリックシンドローム自体に特有の自覚症状はほとんどありません。健康診断での腹囲、血圧、血糖、脂質の数値異常が唯一のサインです。
メタボリックシンドロームの最も注意すべき特徴は、はっきりとした自覚症状がほとんどないことです。「サイレント・キラー(静かなる殺人者)」と呼ばれる動脈硬化を静かに進行させるため、症状がないからといって決して安心はできません。
お腹が出てきた(腹囲の増加)という見た目の変化はありますが、それを「症状」と認識する人は少ないでしょう。高血圧、高血糖、脂質異常といった各要素も、かなり進行しない限り、頭痛や喉の渇きといった症状が現れることはまれです。そのため、メタボリックシンドロームに気づく唯一のきっかけは、健康診断や人間ドックの結果です。
- ウエスト周囲径(腹囲)
- 血圧
- 空腹時血糖値
- 中性脂肪(トリグリセリド)
- HDL(善玉)コレステロール
これらの数値に異常が指摘された時が、体が発している重要なサインとなります。
症状が現れるとすれば、それはメタボリックシンドロームが原因となって動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中といった深刻な病気を発症した時です。胸の痛みや手足の麻痺といった症状が出る前に、健康診断の結果を真摯に受け止め、生活習慣の改善に取り組むことが極めて重要です。
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(参考文献)
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最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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