バラシクロビル塩酸塩(バルトレックスⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
頻度が高いわけではありませんが、主な副作用として、腹痛、下痢、腹部不快感、吐き気、頭痛、腎障害などが報告されています。
バラシクロビル塩酸塩(バルトレックスⓇ)の主な副作用として、以下のようなものが報告されています。
など(頻度:いずれも0.5%以上)
重大な副作用
このほかに、まれではありますが、以下のような重大な副作用が報告されています。
このような症状がみられた場合は、すぐに医師または薬剤師に相談してください。
アナフィラキシーショック、(いずれも頻度不明)
呼吸困難、まぶた・口唇・舌の腫れ、動悸などの症状が見られることがあります。
汎血球減少(0.73%)、無顆粒球症(0.24%)、血小板減少(0.36%)、播種性血管内凝固症候群(DIC)(頻度不明)、血小板減少性紫斑病(頻度不明)
発熱、出血しやすい、全身倦怠感などの症状が見られることがあります。
急性腎障害(0.12%)、尿細管間質性腎炎(頻度不明)
尿量減少、むくみ、全身倦怠感などの症状が見られることがあります。
精神神経症状(1.09%)
昏睡、幻覚、痙攣などの症状が見られることがあります。
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群(いずれも頻度不明)
結膜充血、中央にむくみを伴った紅斑(こうはん:皮膚がまだら状に赤くなっている状態)、口腔や陰部粘膜などのただれなどの症状が見られることがあります。
呼吸抑制、無呼吸(いずれも頻度不明)
息苦しい、呼吸が浅くなり呼吸がしにくくなるなどの症状が見られることがあります。
間質性肺炎(頻度不明)
肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
食欲不振、体がだるい、皮膚や白眼が黄色くなるなどの症状が見られることがあります。
急性膵炎(頻度不明)
公開日:
最終更新日:
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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