性器ヘルペス
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:8/3/2023
最もあてはまる症状を1つ選択してください
性器ヘルペスについて「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
性器ヘルペスとは
単純ヘルペスウイルスによる性感染症で、ストレスや疲労などの免疫低下時に再発を繰り返します。陰部に水ぶくれや潰瘍(ただれ)ができ、痛みを伴います。足の付け根のリンパ節の腫れや、発熱などの全身症状を伴う場合もあります。
性器ヘルペスの特徴的な症状
対処法
自然に治癒することもありますが、症状が強い場合は女性は産婦人科受診、男性は泌尿器科受診をお勧めします。治療で完全にウイルスを排除することはできないので、再発しないようできるだけ疲れをためないようにしましょう。
性感染症とは
性感染症とは「性行為で感染する病気」の総称です。病気の種類や感染経路によって、性器、口の中、皮膚など全身に症状が出ることがあります。また、症状がないか、乏しい場合も多いため感染に気づかず他人に感染させてしまうこともあります。
進行後のリスク
性感染症の中には、治療をしないで放置していると症状が重くなるものがあります。例えば淋菌感染症や性器クラミジア、尖圭コンジローマは不妊や流産・早産の原因になることがあります。梅毒では症状があまりなかったり症状がない期間があるものの徐々に進行し、太い血管や神経に重い障害を残すことがあります。
また、性感染症によって性器の粘膜に小さい傷がついていたり炎症があったりすることでそこから他の性感染症の病原体が入りやすくなり、重複感染が起きやすくなることがあります。例えば、他の性感染症に罹患しているとHIVに感染するリスクが数倍になることが知られています。
検査・診断
性感染症の検査は症状によって、血液検査や尿検査、患部をぬぐって調べる検査などが行われます。
受診すべき診療科
症状がある時は性病科や感染症科、または男性は泌尿器科、女性は産婦人科を受診してください。その他の部位に症状がある時は症状にそった診療科を受診してください。症状はないものの心配な場合、特にHIVや梅毒は全国各地の保健所にて無料・匿名で検査を受けることが可能です。
参考文献
日本性感染症学会. 性感染症 診断・治療 ガイドライン. 2020.
近所の病院検索
性器ヘルペスのQ&A
- A.
性器に単純ヘルペスウイルスが感染して起こる病気です。一度かかると繰り返し再発します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る性器ヘルペスとは、性器の周囲に痛みを伴う水ぶくれが生じる病気です。
主に性行為によって、単純ヘルペスウイルスに感染することで発症します。一度感染すると単純ヘルペスウイルスを体内から完全に排除することは難しく、体調が悪くなった時などに再発することがあります。 - A.
感染から2~10日で発症します。また感染時には症状が出ず、身体が弱ってから初めて発症することもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る単純ヘルペスウイルスに接触してから2~10日程度で発症するとされています。
一方で、感染が成立していてもすぐには症状が出ず、体力が落ちた時などに初めて症状が出現することもあります。 - A.
性行為により感染するため、パートナーが性器ヘルペスの場合にはご自身も感染している可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る性器ヘルペスは、性行為に伴う単純ヘルペスウイルスへの感染が原因で発症するため、パートナーが性器ヘルペスに感染している場合には、自身も感染している可能性があります。
少なくとも明らかに性器ヘルペスの症状がある場合には、性行為は控えるようにしましょう。 - A.
単純ヘルペスウイルス感染者との性的接触によって感染します。主な症状に性器の水ぶくれやただれがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る性行為に伴う接触で単純ヘルペスウイルスに感染することが主な原因です。
初めて感染した場合には、接触から2~10日程度で発症します。
症状は、性器周囲の痛みを伴う水ぶくれが特徴的ですが、以下のような症状も見られることがあります。また、一度感染し、治った後に再度症状が出現することがあり再発と呼ばれます。再発のきっかけとしては、以下のようなものが知られています。
- 疲労、ストレス、体力の低下
- 月経
- 紫外線(日光)
- A.
初期症状はありませんが、陰部に痛みを伴う水ぶくれが生じることで発症します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る初期症状は特にありませんが、単純ヘルペスウイルスに感染すると、典型的には陰部に痛みを伴う水ぶくれが多数生じることで発症します。
一方で、自覚症状がないまま感染していることもあります。 - A.
ウイルスの増殖を抑える薬を飲みます。症状の再発時には、なるべく早く治療を開始することが必要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る単純ヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬を内服して治療をします。
症状が重い場合には、点滴で抗ウイルス薬を投与することもあります。軟膏もありますが、有効性は乏しいとされています。 - A.
男性なら泌尿器科、女性なら婦人科を受診しましょう。性器ヘルペスを疑うような症状がある場合には受診した方がよいでしょう。
解説男性なら泌尿器科、女性なら婦人科を受診するとよいでしょう。
性器ヘルペスを疑う痛みを伴う水ぶくれがある場合には、医療機関を受診しましょう。適切な治療を受けることで早期の完治が期待できます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るJAID/JSC 感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会 性感染症ワーキンググループ .JAID/JSC 感染症治療ガイドライン 2018―男性尿道炎とその関連疾患―. 感染症学雑誌,2018.
日本産科婦人科学会, 日本産婦人科医会.産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2020. 日本産科婦人科学会事務局,2020.
性器ヘルペスについて、医師からのよくある質問
- 陰部に痛みはありますか?
- 陰茎(ちんちん)に痛みがありますか?
- 陰茎(ちんちん)にできものはありますか?
- 現在、陰部にただれやえぐれがあると感じますか?
- リンパ節(首や脇の下、股の付け根、耳の後ろなどにあります)がはれて大きくなっていると感じますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 泌尿器科