疥癬
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/04/10
あなたの症状と疥癬の関連をAIでチェックする
疥癬について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
疥癬と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
肌の表面がカサカサしてパラパラこぼれ落ちている
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
疥癬とはどんな病気ですか?
ヒゼンダニによる感染症です。家族や老人ホーム、病院などで感染した人の皮膚と接触することでうつります。
疥癬の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
疥癬への対処法は?
飲み薬と塗り薬で治療します、速やかに医療機関を受診してください。疥癬と診断された場合は、衣類や寝具を天日干ししましょう。
疥癬の専門医がいる近くの病院はありますか?
疥癬の専門医がいる病院を見る疥癬のQ&A
- A.
通常は、赤い発疹や白い蛇行線が現れます。感染力が強いタイプでは、ザラザラと角質が分厚くなります。
解説疥癬のタイプによって皮膚に出てくる症状は異なります。
通常疥癬
一般的に起こりやすいタイプです。
疥癬トンネル
ヒゼンダニが角質を掘り進んでいく道筋のことで、白く少し膨らんで蛇行した細い線として現れます。疥癬でしか見られない皮疹のため、他の病気と見分けるために非常に役に立ちます(ただし、なかなか見つからないことも多いです)。かゆみを伴うことが多いです。手のひらや指の間や指の側面などにみられます。
丘疹
顔・頭以外の全身に赤くて小さなブツブツが出ます。強いかゆみを伴います。
結節
デリケートゾーンや脇、肘などに赤茶色で小豆ぐらいの大きさのしこりができ、強いかゆみを伴います。7~30%の患者さんで見られます。
その他
- 水ぶくれ
- 膿疱(膿のたまった水ぶくれ)
- かさぶた
などができることもあります。
角化型疥癬
免疫機能が低下した人などで起こる重症型で、寄生するダニの数が非常に多く感染力が強いタイプです。
角質増殖
灰色から黄白色でザラザラとカキの貝殻のような、厚く、何層にもあかが増えたような状態になります。手足やおしり、ひざやひじを中心に全身に現れます。増殖した角質はぽろぽろと落ちて、周囲にダニを大量にばらまきます。手のひらなど体の一部にのみ現れることもあります。
爪の角質増殖
角質増殖が爪にも見られることがあります。爪が分厚くなり、白っぽく濁ります。
紅潮
全身の皮膚が赤くなることがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会疥癬診療ガイドライン策定委員会. 疥癬診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 125, 2015, 2023-2048.
日本皮膚科学会.“Q1疥癬ってどんな病気?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa6/q01.html,(参照 2024-06-12). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説疥癬の診断は、特徴的な皮膚の所見や流行状況がはっきりしない場合、ヒゼンダニが皮膚に寄生していることを証明することが基本のため、ご自分で診断することはできません。ただし、疥癬の患者さんと接触があった後で症状が出てきた場合などには、疑わしいと考えられます。
疥癬の感染が疑われる状況
通常は、発症後の患者さんから感染します。発症前に人にうつす可能性は低いと考えていいでしょう。
通常疥癬の患者さんからの感染の場合
- 患者さんと同居している(特に、雑魚寝をしている)
- 患者さんと同じ寝具で寝る機会があった
- 患者さんと長時間手をつないだ
角化型疥癬の患者さんからの感染の場合
- 患者さんと同居している
- 患者さんの肌に触れた
- 患者さんの使用したリネン類に触れた
疥癬の発症が疑われる症状
- お腹や太ももなど、顔以外に小さな赤いブツブツがあり、かゆみが強い
- 男性のデリケートゾーンなどに、赤茶色で小豆ぐらいの大きさのしこりができ、かゆみが強い
- 手や指に白くて少し膨らんだ細い線のようなものがある
- かゆみは特に夜間に強く眠れないこともある(かゆみは目立たないこともあります)
- 発疹にステロイドの塗り薬を塗った場合、一旦よくなった後で悪化してきた
※寝たきりの高齢の方など、ご自身の症状の訴えが乏しい場合などは、痒くて掻いた痕の引っかき傷も参考になります
さらに、免疫機能の低下している方や高齢の方などでは、以下のような症状が現れることもあります。- 手のひらやお尻などが灰色・クリーム色のガサガサ・ゴワゴワになってきて、剥がれ落ちることがある
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会疥癬診療ガイドライン策定委員会. 疥癬診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 125, 2015, 2023-2048.
日本皮膚科学会.“Q1疥癬ってどんな病気?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa6/q01.html,(参照 2024-06-12). - A.
皮膚にかゆみを伴う赤いブツブツなどができます。
解説感染後の通常1~2ヶ月の潜伏期間のあと、症状が現れます。潜伏期間は高齢の方ではもっと長いこともありますし、「角化型疥癬」の患者さんから感染した場合は4~5日程度のこともあります。
初期から以下のような症状が出現し、徐々に悪化します。疥癬トンネル
白く膨らんだ、蛇行した線状の見た目をしています。幅0.4mm、長さは5mm程度です。かゆいこともあります。
丘疹
赤くて小さなブツブツができ、強いかゆみを伴います。
結節
赤茶色くて、小豆程度の大きさのしこりです。出来てからすぐの間は、しこりの上に疥癬トンネルが発見されることもあります。
詳しくは「疥癬ではどのような症状がありますか?」をご参照ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会.“Q17疥癬は流行しているの?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa6/q17.html,(参照 2024-06-12).
日本皮膚科学会疥癬診療ガイドライン策定委員会. 疥癬診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 125, 2015, 2023-2048. - A.
通常、発疹や激しいかゆみといった症状が見られます。皮膚の角質が分厚くなるようなタイプもあります。
解説感染後の通常1~2ヶ月の潜伏期間のあと、発疹などの皮膚の病変やかゆみが現れます。
疥癬には、以下の2つのタイプがあり、それぞれ症状が異なります。通常疥癬
一般的に起こりやすいタイプです。顔・頭以外の全身に、赤くて小さなブツブツ(丘疹)、赤茶色で小豆程度の大きさのしこり(結節)や、白く少し膨らんで蛇行した細い線状の「疥癬トンネル」が現れます。ブツブツやしこりは、非常に強いかゆみを伴い、おなかや胸、足や腕に見られやすいです。疥癬トンネルは、ヒゼンダニが角質を掘り進んでいく道筋のことで、かゆみを伴うことが多いです。手のひらや指の間や指の側面などに見られます。
角化型疥癬
免疫機能が低下した人などで起こる重症型です。寄生するダニの数が非常に多く、感染力が強いタイプです。灰色から黄白色でザラザラとカキの貝殻のような、厚く、何層にもあかが増えたような皮膚の状態(角質増殖)が現れます。手足やおしり、ひざやひじをはじめとして、顔や頭、爪など全身で現れます。全身の皮膚が赤くなることもあります。最近は、手のひらなど一部のみに症状が出る場合もあります。かゆみは出る場合も出ない場合もあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本皮膚科学会疥癬診療ガイドライン策定委員会. 疥癬診療ガイドライン(第 3 版). 日皮会誌. 125, 2015, 2023-2048.
厚生労働省検疫所.“疥癬(Scabies)”.厚生労働省検疫所.https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/name76.html,(参照 2024-06-12).
日本皮膚科学会.“Q1疥癬ってどんな病気?”.皮膚科Q&A.https://www.dermatol.or.jp/qa/qa6/q01.html,(参照 2024-06-12).
疥癬について、医師からのよくある質問
- 皮ふにかゆみはありますか?
- 皮ふのかゆみは特に夜中にひどくなりますか?
- 全身の皮ふに赤みがありますか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
- 皮ふをかきむしりましたか?
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診療科・専門領域
- 内科