顕微鏡的多発血管炎を放置するとどうなりますか?
顕微鏡的多発血管炎を放置すると、腎臓や肺などの重要な臓器が障害され、命に関わることがあります。
顕微鏡的多発血管炎を放置すると、腎臓や肺などの重要な臓器が障害され、命に関わることがあります。
特に腎臓が障害されると、急速に腎機能が低下し、治療しない場合は数週間から数ヶ月で腎不全となり、透析が必要になることもあります。肺が障害されると、肺出血や間質性肺炎を起こし、呼吸不全に至ることもあります。
また、皮膚、神経、消化管など、全身のさまざまな臓器にも障害が及ぶことがあり、重症化すると死亡率が高くなります。特に高齢者や腎機能が悪い場合は予後が不良です。
顕微鏡的多発血管炎は、早期に治療を開始することで予後が大きく改善しますが、治療しない場合は腎不全や呼吸不全、さらには死亡に至るリスクが高い疾患です。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
Karras A. et al. Microscopic Polyangiitis: New Insights into Pathogenesis, Clinical Features and Therapy. Semin Respir Crit Care Med. 2018, 39, 459-464.
Corral-Gudino L, et al. Overall survival, renal survival and relapse in patients with microscopic polyangiitis: a systematic review of current evidence. Rheumatology (Oxford). 2011, 50, 1414-23.
Nguyen Y. et al. Microscopic polyangiitis: Clinical characteristics and long-term outcomes of 378 patients from the French Vasculitis Study Group Registry. J Autoimmun. 2020, 112, 102467.
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