バッテン病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
バッテン病(神経セロイドリポフスチン症)は非常にまれな疾患であり、発症年齢や症状の出方には個人差がある上に他の病気と似た症状も多いため、自己判断で見極めることはできません。
ただし、以下のような初期症状が複数当てはまる場合には、早めに医療機関を受診する目安になります。
気になる症状チェックリスト(※あくまで受診の参考にしてください)
- 急に視力が落ちてきた、暗いところで見えにくくなった
- てんかん発作(けいれん、意識消失)が見られる
- 話せていた言葉が出なくなった、歩けなくなった
- 理解力や学習のスピードが遅くなってきた
- ふらつきや転倒が増えた
- 行動が急に変化し、情緒が不安定になってきた
このような症状が複数あり、進行している場合には、小児神経科や遺伝専門医の診察を受けることが重要です。
特に家族内に同様の症状の人がいる場合は、遺伝性の疾患として注意が必要です。
なお、確定診断には遺伝子検査や脳MRIなどの専門的検査が必要であり、家庭でのセルフチェックでは限界があります。
症状に心当たりがある場合は、迷わず専門医の受診をお勧めします。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、バッテン病かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
.“神経セロイドリポフスチン症”.小児慢性特定疾病情報センター.https://www.shouman.jp/disease/details/0806101/,(参照 2025-04-30).
衞藤 薫.“神経セロイドリポフスチン症”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjscn/53/4/53251/article/-char/ja/,(参照 2025-04-30).
Tyler B Johnson et al.“Therapeutic landscape for Batten disease: current treatments and future prospects”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30783219/,(参照 2025-04-30).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
バッテン病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ