バッテン病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
小児神経科を中心とした専門医の受診が必要です。
バッテン病(神経セロイドリポフスチン症)が疑われる場合は、まず小児神経科または小児科の中でも神経疾患に詳しい医師のいる医療機関を受診するのが望ましいです。
視力の低下が主症状として現れた場合は、小児眼科を先に受診することもありますが、最終的には神経疾患を専門とする医師による診断が必要になります。
具体的には、以下のような症状が複数みられる場合に専門受診が推奨されます
- 視力の急激な低下や視覚障害
- 原因不明のてんかん発作
- 学習や発達の遅れ、退行
- 運動失調(ふらつきなど)や筋緊張の異常
受診後、必要に応じて脳MRI、血液検査、遺伝子検査、酵素活性測定などが行われ、確定診断に至ります。
バッテン病は非常にまれな疾患であるため、診断や治療には専門の医療機関や大学病院との連携が重要となります。
地域によっては、小児難病専門外来やてんかんセンター、小児発達センターなどで対応可能なこともあります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
.“神経セロイドリポフスチン症”.小児慢性特定疾病情報センター.https://www.shouman.jp/disease/details/0806101/,(参照 2025-04-30).
衞藤 薫.“神経セロイドリポフスチン症”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjscn/53/4/53251/article/-char/ja/,(参照 2025-04-30).
Tyler B Johnson et al.“Therapeutic landscape for Batten disease: current treatments and future prospects”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30783219/,(参照 2025-04-30).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
バッテン病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ