反回神経麻痺の場合、主にどのような治療をしますか?
声枯れの改善を目的として喉頭枠組み手術を行うことがあります。
原因疾患や発症後の時期によって治療方針は異なりますが、主に以下のような治療法があります。
薬物療法
- ステロイド:神経に生じる炎症やむくみを抑える目的で使用されます。
- ビタミン剤:神経の再生を促す目的でビタミンB12が処方されることがあります。
- 抗ウイルス薬:水痘・帯状疱疹ウイルスや単純ヘルペスウイルスの再活性化に伴う神経麻痺の場合に使用されます。
リハビリ
- 発声訓練:発声時の声門閉鎖力の増強と発声に必要な呼気力の増大を目的として半年〜1年程度発声訓練を行います。
手術
- 声帯注入術:アテロコラーゲンや自家脂肪、筋膜などを声帯に注入して、発声時の空気の漏れを防ぎます。
- 喉頭枠組み手術:喉仏にある軟骨の位置を調整します。甲状軟骨形成術I型、披裂軟骨内転術などがあります。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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