無症候性胆石症の場合、経過観察で大丈夫ですか?
胆嚢結石であれば、経過観察でも問題ない場合が多いです。
無症候性胆石症は、胆嚢結石と総胆管結石に分けられ、このうち胆嚢結石であれば、経過観察でも問題ない場合が多いです。
胆嚢結石は、腹痛など症状がある場合には、外科手術での治療を行いますが、無症状であれば、定期的な画像検査のみで様子をみる場合もあります。
ただし、無症状であれば全員が無治療でもよいわけではなく、胆嚢の壁が厚くなっている場合や、結石の数、位置から胆嚢炎のリスクが高いと考えられる場合など、無症状でも外科手術をおすすめする場合もあります。
総胆管結石の場合には話は異なり、すぐに治療を行う必要があります。総胆管結石は胆管炎へ移行するリスクが高く、特殊な内視鏡(胃カメラ)で結石を除去する、結石除去術を行うことをおすすめします。
以上から、無症候性胆石症は経過観察となる場合もありますが、指摘された場合には、まず消化器内科への受診をおすすめします。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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