「無症候性胆石症」とはどのような病気ですか?
胆石症のうち、症状のないものを指します。
「無症候性胆石症」とは、胆石症のうち、症状のないものを指します。
胆嚢結石の多くは無症状で、60~80%の患者さんは無症状だと言われています。
症状のある方では、多くは油ものを食べたあとに、右上腹部に重苦しい痛みが出現する場合が多いです。
また、吐き気や嘔吐も引き起こします。多くは一時的ですが、胆嚢炎に進展する場合もあります。
一般的に、症状のない胆嚢結石は、手術治療などは必ずしも必要とは限らず、そのまま様子をみていても問題ないと言われています。
その場合でも、年1回程度エコーの検査で確認はしたほうがよいでしょう。
また、胆石の中でも、総胆管結石の場合には話が変わります。
総胆管結石とは、胆石が胆嚢から外に出て、胆汁の通り道である総胆管に引っかかっている状況です。
この状態は、放っておくと胆管炎になるリスクがあるため、例え無症状であっても、内視鏡的に結石を除去することが望ましいです。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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