無症候性胆石症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
ウルソデオキシコール酸の内服で治療する場合もありますが、近年ではあまり一般的ではありません。
胆石症の治療は、外科手術が一般的です。胆嚢ごと外科的に切除する胆嚢摘出術が行われることが多いです。
無症候性胆石症の場合には、必ずしも外科手術は必要ないと言われており、定期的な画像検査で経過をみる場合もあります。
また、非手術治療としては、経口胆石溶解療法があります。これは、ウルソデオキシコール酸と呼ばれる飲み薬を内服して、胆石を溶かす治療ですが、近年ではあまり行われていません。
この理由は、飲み薬が有効な胆石の種類が限られていること、溶けるまでに時間がかかり、また、必ずしも全員に効くとは限らず、効果が限定的であるためです。
ウルソデオキシコール酸の副作用としては、下痢、悪心嘔吐、食欲不振、便秘、胸やけ、胃不快感、腹痛、腹部膨満、掻痒感、発疹、肝障害などが報告されています。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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