大人の低身長症の人が身長を伸ばす方法はありますか?
一般的に、成長して骨が伸びる部位である骨端線が閉鎖したあとに身長を伸ばす方法はありません。
一般的にはありません。子どもの骨の端には 「成長板」 というやわらかい軟骨の層があります。ここにある軟骨細胞 が分裂・増殖し、軟骨が硬い骨に変わることで、骨が形成され、身長が伸びていきます。
また、骨の成長には、
- 成長ホルモン(脳の下垂体から出るホルモン)
- IGF-1(成長ホルモンの指令を受け肝臓から出される成長因子)
- 性ホルモン(思春期に増え、成長スパートを引き起こすホルモン)
などが関わっています。
成長が終わると、成長板の軟骨がすべて骨に変わり、「骨端線」というスジ状の跡になります。骨端線は10代の終わりから20歳前後で閉じてしまい、それ以降は身長が伸びません。
骨端線がレントゲンで「閉じている」と確認できたら、もう身長は伸びない状態と言えます。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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