低身長症の場合、寿命はどれくらいですか?
低身長症の原因によりますが、多くの場合寿命は通常と変わりません。
低身長の人の平均寿命は、低身長の原因となる特定の状態によっても異なりますが、多くの場合、正常あるいはほぼ正常です。
例えば、軟骨無形成症の患者さんの平均寿命は、主に中年期の心血管系の原因により、一般人口よりも約10年短いとされています。
また、ヌーナン症候群では、 重篤な心臓欠陥がない場合の平均寿命は正常である可能性が高いですが、重篤な心臓疾患の合併の有無により、寿命が影響を受けることが指摘されています。
このように、低身長の原因疾患によっては、平均寿命に影響を与える合併症を伴う場合があります。
成長ホルモン欠乏症やその他の治療可能な病気により、低身長である人では、特に適切な医療を受ければ、通常の寿命を享受できる可能性が高いでしょう。
身長以外にも、健康状態、ライフスタイル、医療へのアクセスなど、さまざまな要因が平均寿命に影響する可能性に注意が必要です。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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