低身長症
「低身長症」とは、同じ年齢や性別の平均身長よりも著しく低い状態を指す病気です。原因は成長ホルモンの不足や遺伝的な病気、栄養不良など多岐にわたります。症状として成長の遅れや低血糖がみられます。身長が著しく低い、成長速度が遅い場合は小児科や内分泌内科を受診しましょう。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
低身長症とは、同じ年齢・性別の平均身長よりも著しく低い状態を指します。
低身長症の原因には、内分泌系の病気から遺伝的病気、家族性などさまざまなものがあります。
身長のみで病気としての低身長を診断することはできません。
乳幼児健診や学校健診で低身長を指摘されてわかることが多いです。
一般的に、成長して骨が伸びる部位である骨端線が閉鎖したあとに身長を伸ばす方法はありません。
場合によります。治療適応は、骨年齢や成長ホルモン分泌能などによって決まります。
低身長症の可能性はありますが、診断には医師の診察・検査が必要です。
爪の特徴にもとづいて身長が伸びるかどうかを判断することはできません。
日本人の場合、男性で約159cm未満、女性で約147cm未満の場合に低身長を疑います。
低身長と発達障害の関連性は指摘されていますが、複数の要因が影響していると考えられます。
低身長は、さまざまな成長障害の重要な指標となる場合が多くあります。
一般的に、低身長は「年齢別、性別の平均値より2標準偏差(SD)以上低い身長」と定義されます。
低身長症の原因によりますが、多くの場合寿命は通常と変わりません。
低身長症の原因にもよりますが、遺伝的要因は個人の身長を決定する上で重要な役割を果たします。
個人の身長が同じ年齢・性別の集団の平均身長と比べて、どの程度の差があるのか統計的に示した値です。
低身長症であっても妊娠することは可能ですが、リスクについて事前に医療従事者と共有することが重要です。
低身長と男性ホルモン、特にテストステロンの間には大きな関係があります。
症状について
治療について
低身長症の治療は、成長ホルモン治療や甲状腺ホルモン治療など原因に応じてさまざまです。
バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動が大切です。
治療適応がある場合、基本的に成長ホルモン(GH)の補充による治療を行います。
骨延長術によって、後遺症が残ることがあります。
低身長のままになる可能性があります。
あります。治療適応は、原因や骨年齢、成長速度、検査の結果などで定められています。
受診について
検査について
薬について
(参考文献)
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ