低身長症のSDスコアとはなんですか?
個人の身長が同じ年齢・性別の集団の平均身長と比べて、どの程度の差があるのか統計的に示した値です。
成長曲線のグラフには、平均値のラインとは別に、
- +1.0SD
- +2.0SD
- -1.0SD
- -2.0SD
- -2.5SD
などのラインも描かれています。
これは、「身長SDスコア」を示すラインです。SD(standard deviation、標準偏差)は、データのばらつきをあらわす数値です。
平均値よりも高い場合は+SDとなり、低ければ-SDとなります。平均値を中心に-1.0SDから+1.0SDの間に68.3%の人が収まり、-2.0SDから+2.0SDの間に95.4%の人が収まります。
-2.0SD以下(およそ100人に2~3人程度)、もしくは2年間の成長速度が-1.5SD以下である場合に医学的な低身長と考えられ、検査の対象となります。
身長SDスコアは、計算によって求めることもできます。計算式で用いる平均身長と標準偏差は、日本成長学会のホームページで参照できます。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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