軟骨無形成症
「軟骨無形成症」とは、遺伝子の異常により軟骨細胞の正しい成長が行われなくなる病気です。病気のない方から生まれることが多く、親のどちらかが同じ病気の場合もあります。低身長、難聴、呼吸障害が見られ、根本治療はなく対症療法を行います。生後まもなく診断されるため小児科、整形外科で定期的な診察が必要です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
遺伝子の異常により、軟骨細胞の正しい成長が行われなくなる病気です。低身長になるなどの特徴があります。
両親のうち、どちらかがこの病気である場合、子どもがこの病気になる可能性は50%とされる遺伝性の疾患です。
同年齢の平均寿命とほとんど変わりません。ただし、乳幼児期までは首の神経の圧迫による突然死の可能性があります。
はい。胎児期にこの病気が疑われた場合でも、出生後の評価の結果この病気ではない場合があります。
軟骨無形成症は低身長症(=小人症)の原因になりますが、あくまで様々な原因のうちの1つです。
症状について
FGFR3という遺伝子の異常が原因で、軟骨細胞の正しい成長が行われなくなり、さまざまな症状を起こします。
低身長、肥満、特徴的な顔つき、睡眠時無呼吸、手足の痛みやしびれ、中耳炎や難聴、歯並びの異常などさまざまです。
胎児期のエコーで疑われ、症状とレントゲン検査にて診断されます。身体特徴から新生児期に気づかれます。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
この病気の方には特徴的な顔つきがみられます。
治療について
受診について
診断について
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです