低身長症で治療ができない場合はありますか?
あります。治療適応は、原因や骨年齢、成長速度、検査の結果などで定められています。
成長ホルモン療法の安全性と有効性が確立していて、保険適用になっているのは、以下に記載した病気です。
承認された対象疾患以外の病気や低身長に使用すると、効果が得られないことが多く、また、有害なことが起こる可能性もあります。
治療対象になるのは、「骨端線が閉鎖していない」これらの病気です。骨端線が閉鎖している場合には、成長ホルモン治療は身長を伸ばす効果がありません。
重度の活動性肝疾患、糖尿病、悪性腫瘍がある場合には成長ホルモン治療は受けられません。
骨を伸ばす骨延長術の対象となるのは、怪我や先天性疾患による長管骨の短縮・変形です。
手術の合併症のリスクに加え、創外固定器を長期間装着する必要があることから、機能障害や社会的制限の有無も適応判断の上で重要となります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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