低身長症は主にどのような薬で治療しますか？副作用はありますか？

低身長症にはさまざまな原因があり、原因によって治療も変わります。ここでは成長ホルモン補充療法について解説します。

成長ホルモン補充療法は、寝る前に成長ホルモンを皮下注射で補充する治療です。週6〜7回投与が必要でしたが、2021年から週1回の投与で済む製剤が登場しており、患者さんやご家族の負担が軽減されています。
＊週1回製剤は成長ホルモン分泌不全症に適応が限定されています。

副作用としては、以下のようなものが報告されています。

• 関節や骨の痛み（成長痛）
• 注射部位の赤みやかゆみ
• 頭痛
• 側湾
• 高血糖
• 大腿骨頭すべり症

治療を検討する際は、医師とよく相談し、適切な診断と治療計画を立てることが重要です。