慢性リンパ性白血病はどのような治療を行いますか？
現在、分子標的治療薬が標準治療として選ばれることが多くなっています。
慢性リンパ性白血病の初回治療では、ブルトン型チロシンキナーゼ（Bruton’s tyrosine kinase：BTK）阻害薬というがん細胞の増殖を抑える分子標的治療薬が標準治療となっています。
また、一度寛解したものの再発した場合は、BTK阻害薬、BCL-2阻害薬とリツキシマブ（R）併用療法などが選ばれます。BCL-2阻害薬は、がん細胞の生存を阻害する薬です。適応する場合は、同種造血幹細胞移植も考慮されます。
なお、治療の選択は、患者さんの年齢、健康状態、病気の進行度などにもよりますので、主治医と相談しましょう。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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