慢性リンパ性白血病の進行速度はどのくらいですか?
多くはゆっくりと経過しますが、一部に進行が早い場合があります。
慢性リンパ性白血病は、一般に経過の長い病気であることが知られています。したがって、基本的には早期の場合、慌てて治療することはありません。
しかし、症状が出てきたり、血小板の検査値に異常が認められる、異常Bリンパ球の増加スピードが増える、といった場合は適切なタイミングで治療する必要があります。
また、一部に進行が速く、予後不良なものがみられます。
そのために検査をして、病期分類を確認しておくことが大切です。病型分類は、治療方針の決定に必ず必要であり、慢性リンパ性白血病の場合、米国では改訂Rai分類、欧州ではBinet分類が使用されます。小リンパ球性リンパ腫は悪性リンパ腫の病型分類を適用します。
いずれも、病期が進めば進むほど、予後が悪くなるとされています。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
慢性リンパ性白血病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「慢性リンパ性白血病」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
原因不明で、50歳以上に多く、女性より男性が多いのが特徴です。欧米では頻度の高い白血病ですが、我が国ではまれです。
慢性リンパ性白血病の初期症状と末期症状は、それぞれどのようなものですか?
ゆっくりと進行し、初期は症状がありません。進行すると、貧血、リンパ節の腫れ、体重減少、倦怠感、発熱などが現れます。
慢性リンパ性白血病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
慢性リンパ性白血病が疑われる場合、まずは内科を受診しましょう。
慢性リンパ性白血病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
慢性リンパ性白血病はどのタイミングで治療を行いますか?
病型分類で高リスク群であれば、治療を考慮します。
慢性リンパ性白血病はどのような治療を行いますか?
現在、分子標的治療薬が標準治療として選ばれることが多くなっています。
慢性リンパ性白血病の余命はどのくらいですか?
低リスクの状態であれば、10年以上の余命がありますが、高リスクになりますと、余命は短くなります。
B-CLLとはなんですか?
B細胞性慢性リンパ性白血病を指します。
慢性リンパ性白血病と小リンパ球性リンパ腫の違いはなんですか?
同一細胞の腫瘍ですが、前者は血液中に後者はリンパ組織に腫瘍細胞が集まります。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。