洞不全症候群でペースメーカーは必要ですか?
症状を伴う洞不全症候群の場合には、ペースメーカの植込みが第一選択の治療とされています。
症状を伴う洞不全症候群の場合には、ペースメーカーの植込みが第一選択の治療とされています。 一方、症状のない洞不全症候群には、原則として治療の適応はありません。
徐脈頻脈症候群の場合、従来はペースメーカー植え込みが第一選択とされてきましたが、心房細動を治療することでペースメーカー植え込みを回避できる症例も報告されています。
また、心疾患や特定の薬剤、電解質異常など原因となっている可逆的な病態がある場合には、体外式ペースメーカーや薬剤を使用して急性期を治療し、原因となっている病態が改善すれば終了とする方法が用いられることもあります。
ペースメーカー植え込みの判断は、患者さんの症状や生活の質、心機能などに基づいて総合的に行われます。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
日本循環器学会.“2020 年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン”..https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/01/JCS2020_Ono.pdf,(参照 2025-07-17).
日本循環器学会.“2022 年改訂版 不整脈の診断とリスク評価に関するガイドライン”..https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/03/JCS2022_Takase.pdf,(参照 2025-07-17).
日本循環器学会.“不整脈非薬物治療ガイドライン(2018 年改訂版)”..https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/07/JCS2018_kurita_nogami.pdf,(参照 2025-07-17).
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