「二度熱傷」とはどのような病気ですか?
二度熱傷は皮膚の真皮まで損傷が及んだやけどで、水ぶくれができ、ヒリヒリとした痛みを伴います。
「やけど」は医学用語で「熱傷」といい、熱によって皮膚や粘膜が傷つくことを指します。やけどの深さはⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度の3段階に分類され、このうち二度熱傷は皮膚の真皮(表皮の下の層)まで損傷が及んだ状態です。
【二度熱傷の特徴】
水ぶくれ(水疱)
できるのが特徴です。
痛み
ヒリヒリとした強い痛みを伴います。ただし、損傷が深い場合は痛みが軽度になることもあります。
【二度熱傷の種類】
二度熱傷は、さらにその深さによって2種類に分けられます。
浅達性(せんたつせい)二度熱傷 (SDB)
真皮の浅い部分までの損傷です。水ぶくれの底がピンク色や赤色に見え、通常2週間以内にほとんど跡を残さずに治ります。
深達性(しんたつせい)二度熱傷 (DDB)
真皮の深い部分まで損傷しています。水ぶくれはできますが、浅達性よりも痛みが軽く、触っても感覚が鈍いことがあります。治るのに時間がかかり、傷跡が残ったり、ひきつれなどの後遺症が残ることがあり、場合によっては手術が必要になることもあります。
重症度や部位(顔面、手足など)によっては、形成外科での専門的な治療が薦められます。
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(参考文献)
日本熱傷学会.“熱傷診療ガイドライン(改訂第3版)”..https://www.jsbi-burn.org/members/guideline/index.html,(参照 2025-11-06).
日本形成外科学会.“やけど(熱傷)”..https://jsprs.or.jp/general/disease/kega_kizuato/yakedo/yakedo.html,(参照 2025-11-06).
日本創傷外科学会.“やけど(熱傷)”..https://www.jsswc.or.jp/general/yakedo.html,(参照 2025-11-06).
波利井清紀ほか. 創傷外科. 克誠堂出版. 2015
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最終更新日:
日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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