「巨人症」とはどのような病気ですか?

成長ホルモンの過剰分泌により、子どもの時期に身長が異常に伸びる病気です。下垂体腫瘍が主な原因です。

巨人症(Gigantism)は、脳の下垂体から成長ホルモン(GH)が過剰に分泌されることで、子どもの骨の成長板(骨端線)が閉じる前に、身体が異常に成長してしまう病気です。

主な原因は、下垂体にできる良性の腫瘍(下垂体腺腫)です。この腫瘍がホルモンを過剰に出すことで、身長が急激に伸びるほか、手足の肥大、額や顎が突き出すといった顔立ちの変化が見られることもあります。また、腫瘍が大きくなると周囲の神経を圧迫し、頭痛や視力障害を引き起こす場合もあります。

なお、骨の成長が止まった大人になってから同様のホルモン異常が起こる状態は「先端巨大症(アクロメガリー)」と呼ばれ、巨人症とは区別されます。診断には、血液中のホルモン測定やMRIによる画像検査が用いられます。

治療は、原因となっている腫瘍の摘出手術が第一選択となります。手術が難しい場合や再発した場合には、薬物療法や放射線治療を組み合わせてホルモン値を正常化させます。早期に発見し治療を行うことで、将来的な合併症(糖尿病や心疾患など)のリスクを下げることが可能です。

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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長

井林 雄太 監修

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