巨人症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

ソマトスタチンアナログ等を使用します。主な副作用は下痢や吐き気、胆石、肝機能障害などです。

巨人症の薬物治療は、手術で腫瘍を完全に取り切れなかった場合や、手術が困難な場合に、成長ホルモン(GH)の値を正常化させるために行われます。

主に使用される薬は3種類あります。1つ目は「ソマトスタチンアナログ」で、GHの分泌を直接抑える第一選択の注射薬です。副作用として、下痢腹痛などの消化器症状、長期使用による胆石が挙げられます。2つ目は「GH受容体拮抗薬」で、体の組織でGHの働きをブロックします。副作用として、肝機能の数値(肝酵素)の上昇や、注射部位の腫れが見られることがあります。3つ目は「ドパミン作動薬」で、内服によってGH分泌を抑えます。副作用には吐き気めまい、起立性低血圧などがあります。

これらの薬剤は、患者さんのホルモン値や全身状態に合わせて選択、あるいは併用されます。副作用の出方には個人差があるため、内分泌専門医による定期的な検査と慎重な管理のもとで治療を継続することが不可欠です。

個人の見解

成人の散発例では著効するソマトスタチンアナログが、巨人症、特に AIP 変異例では効果不十分となる可能性が高く、早期からの併用療法やGH受容体拮抗薬(ペグビソマント)の導入が必要となるケースが多い

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福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長

井林 雄太 監修

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