睡眠不足で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
睡眠を妨げる身体の症状、寝室環境、生活習慣がないかを振り返り、改善できるところは改善しましょう。
睡眠不足で薬が効かない場合、以下の方法を試してみましょう。
睡眠を妨げる身体疾患がないかを調べる
睡眠時無呼吸症候群やレストレスレッグス(ムズムズ脚)症候群があると、睡眠が妨げられ、睡眠不足になります。いびきや無呼吸など、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は呼吸器科や耳鼻咽喉科、足のムズムズの症状がある場合は脳神経内科を受診しましょう。
寝室環境を整える
気温や湿度、騒音など、寝室が快適でない場合、睡眠不足の原因となります。空調機を使用する、⾳対策のためにじゅうたんを敷く、ドアをきっちり閉める、遮光カーテンを⽤いるなどの対策も⼿助けとなります。寝室を快適な温度に保ちましょう。自分にとって快適な寝室環境に近づけましょう。
カフェイン、アルコール、ニコチン(タバコ)などの嗜好品を控える4
カフェインやニコチンは覚醒作用があります。就寝の4時間前からはカフェインの⼊ったものは摂らないようにしましょう。カフェインの⼊った飲料や⾷べ物(例:⽇本茶、コーヒー、紅茶、コーラ、チョコレートなど)を摂ると、寝つきにくくなったり、夜中に⽬が覚めやすくなったり、睡眠が浅くなったりします。また、アルコールは眠気をもよおすことはありますが、睡眠の質は低下しますので、睡眠不足で困っている場合は控えるほうがよいでしょう。
睡眠の認知行動療法
睡眠に関するこだわりが睡眠を妨げてしまうことがあるため、不適切な睡眠習慣や認知が適切になると、睡眠が改善することがあります。認知行動療法は薬を始める前に試すことで、薬が必要なくなる場合もあります。また、薬を用いている場合にも、認知行動療法は効果的で、薬を減らしたり止めたりできることもあります。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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